12月26日 災害対策特別委員会

◆委員(井上ノエミ) 
 避難場所の開設、運営等について、避難場所は学校の体育館が使われますが、洪水の可能性がある場合には、体育館は危険な場所になります。特に高齢者が多いので、1階から2階などの移動は時間が掛かるので、初めから洪水を想定して2階以上の場所を避難場所にしたほうがよいと思いますが、この点を伺います。

◎防災課長(金子真也) 
 台風につきましては、当初は風雨というところもやはり論点になるわけですけれども、行き着く先は、荒川の洪水というリスクも当然にらみながら対応していかなくてはいけないかなと思っています。昨年度お配りさせていただいたハザードマップは荒川が氾濫すると、1,000年に1度という最悪の状況を想定しての情報提供であったわけです。そこに収容可能階数も示させていただいています。
 次回以降、台風が直撃という可能性がある場合には、早い段階から気象庁あるいは荒川下流河川事務所とも情報連携をとりながら、十分分析させていただいて、今回このままいくと荒川が本当に危ないかもしれないというようなリスク判断も付けさせていただきながら、そこのリスク見合いで、そのハザードマップに示させていただいている収容可能階数への優先的な収容という部分も念頭に置きながら対応を図らせていただきたいと思っております。

◆委員(井上ノエミ) 
 この広報車は何台あるのか教えてください。そのスピーカーは台風の場合にも役に立つものなのか、お伺いします。

◎防災課長(金子真也) 
 いわゆるスピーカー搭載の車ですけれども、庁有車としては14台あると一応聞いております。その中で広報車ということですと、災害対策本部と常時連絡がとれるのがより望ましいかなということで、スピーカー、プラス無線機を積んでいる車は2台と確認しております。
 広報車はきめ細かく回れる部分がありますので、非常に重要なツールだと思っています。スピーカーの音声ですけれども、やはり台風が最接近して、非常に状況が悪いときは厳しいことはあるとは思うのですけれども、今回タイムラインも含めてですけれども、避難情報や避難場所の開設について、方針としては台風が直撃するかなり前から動きを出させていだたこうと思っていますので、防災行政無線の運用改善あるいは情報発信媒体のフル活用と併せて、広報車の活用が入ると、より情報発信量が強化されるのかなと思っていますので、広報車による広報の活用計画は進めさせていただきたいと思っております。

◆委員(井上ノエミ) 
 風が強い状況でも広報車を細かく回せば、情報は伝わると思います。現在の防犯パトロールカーに年間2,000万円も使っているわけですから、もっと大きな車にして、大きなスピーカーをつくって、災害のときに役に立てるようにするべきと思いますが、いかがでしょうか。

◎危機管理担当部長(小久保明) 
 青色防犯パトロールカーですけれども、これは防犯対策を目的ということもあって、小さな路地でも通れるようにということで、あえて軽自動車を使用しているわけでございます。この防犯パトロールカー以外にも10台以上、スピーカーを積んで事前に広報車として活用できる車がございますので、そちらの活用で対応してまいりたいと思っております。